Raijin Rockはロック音楽のぶっ飛んだかっこよさに情熱を傾けている。『Let Me』(やらせてくれ)と懇願するPaul Revere and the Raiders、または『I Don’t Know』(わからない)と嘆くThe Replacementsにあるかっこよさだ。『What Makes You Think You’re the One』(どうして君は自分こそ運命の人だと思うのかね)と尋ねるFleetwood Mac、もしくは『Save Yourself, I’ll Hold Them Back』(奴らのことは任せて自分を救え)と警告するMy Chemical Romanceにあるかっこよさといってもいい。まさにそれこそロック音楽の真髄なのだ。一度聞くと忘れられない節回し、それに重厚感のあるリフ。ゴージャスなメロディーに、痛いほど気分を上げてくれるサビ。
容赦なく焼け付くような音楽の何が悪い?
ドラマチック?もちろん。
2020年にはどこでそのような音楽を聴けるだろうか。実のところ、多くのところで聴くことができる。スカンジナビア、イギリス、時にはアメリカでも。しかし、こうしたロックの炎を最も激しく燃やし続けているのは日本だ。ほとんどどこを取っても世界のその他の国とは似ても似つかない日本。ロック音楽も例外ではないのだ。驚くほど多くの素晴らしいバンドが活動中で、笑ってしまうほど高度な超絶技巧的な演奏技術を誇っている。ソングライティングの質は60年代後半から70年台前半にかけての黄金期のレベルに匹敵する。どんどんと猛烈な勢いで新曲がリリースされる。だから、好きなバンドがあれば、大抵の場合は次のリリースまでそう長く待つ必要もない。そう、それに、ぶっ飛んだ女性ロックミュージシャンや女性が主役を務めるバンドの数は、世界のどこよりも多い。
Raijin Rockは全力で、日本のロック音楽への愛を共有し、より広いオーディエンスに紹介していくよう努めている。コメントや提案も歓迎だ。
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