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GLIM SPANKY: 大人になったら: 不滅の歌
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ロックデュオGLIM SPANKYのシンガー/ソングライターの松尾レミは、2013年にバンドのデビューEPであるMusic Freakを始めとして、次々と名曲を産みだしています。曲調はブルース/ロック、パンク、ファンク、サイケデリックとヴァラエティに富んでおり、産み出された名曲の数は多すぎてここに挙げることができないほどです。とはいえ、ありえないレベルの素晴らしい一曲があります。GLIM SPANKY のアルバムSunrise Journey(2015)収録の「大人になったら」は、本当に素晴らしいロックソングの殿堂入りは確実な荘厳なバラードです。もちろん誇張ではありません。
歌は歌詞からも感じられる叙情的な雰囲気で始まります。語り手である彼女は駅のホームで寒い夜明けに立っています。タバコの煙が彼女の髪にすがります。その後、彼女は青春時代の夢を振り返り始めます。彼女は、子供から大人になる不思議な旅を理解できるかどうか一連の繰り返しの中で問いかけます。ここには古典的なロックンロールの感情が渦巻いています。
曲調はレミがギターの優しい和音にあわせて気だるく歌うことから始まります。彼女がDメジャーコードを響かせゆっくりフェードアウト。バンドがゆったりと加わりそこから歌は「大人になったらわかるのかい?」という燃えるようなコーラスで最高潮を迎えます。曲調はより激しくなり彼女は自らが人生で行った選択に疑問を投げかけていきます。盛り上がりは止まることなくレミの素晴らしいロックな声が熱い歌詞を紡ぎます。
最後のコーラスの後の情熱的な「oh yeah」は本当に激しく、続く亀本寛貴による白熱したレスポールのソロが曲を帰途へと導きます。グリム・スパンキーの「おとなになったら」は本当に激しい感情を表現しています。松尾レミは、感動的な壮大さで葛藤を歌います。息をのむようなパフォーマンスとはこのことでしょう。 GLIM SPANKYの「大人になったら」は、時を超えて歌い継がれる人生と成長についてのロック賛歌です。心に強く訴えるこの歌はロックンロールの時の試練に耐え抜くでしょう。
カバーデザイン: @magdacat12 on Instagram
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